4日に肺炎で死去した歌手橋幸夫さん(享年82、本名・橋幸男)の葬儀告別式が10日、東京・小石川の傳通院で営まれ、葬儀委員長を務めた夢グループの石田重廣社長(67)があいさつした。

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橋さん。昭和の大スター、そして平成の大スター。そんな橋さんが夢グループに、令和の時代、所属になりました。僕は令和の時代にそれを引き継いで、だいすたーになる仕事をさせてもらったことがすごく光栄です。

そのひとつ、スターって何なのかな? と思ったときに、多くの皆さまに影響力を与える橋幸夫さんは、10代でデビューして、歌の影響力で多くの方を感動させました。

でも、夢グループに入ってからの78歳の時、「社長、俺は引退する。そして大学に入学するんだ」と。78で大学に入学する。『社長も大学行ってないから一緒に入学式に行こうよ』と僕におっしゃいまいした。

そして入学式に一緒に行って、その影響力というのがすごかったです。「僕たちのような年代でも、勉強というものは年齢は関係ないんだ。いつでも学ぼうと思えば大学に行って勉強できるんだ」と言ってくれました。

「卒業式も一緒に行くぞ!」と言った橋さん。そのことだけが心配で、先ほど大学の方に話をしました。卒業証書をもらえるようにお願いしております。必ず卒業証書が僕の手に来ます。その時に橋さんに「卒業証書を持っているぞ!すごいぞ!」と持って行きたいです。

それと、橋さんは引退したままではありません。また歌の力、そして「歌ってすばらしいんだ。歌をやめて初めて自分が歌のすばらしさに気づいた。社長、俺もう1回歌を歌いたいんだ。ファンもそれを望んでいるんだ。歌わせてくれ」と言ってもう1度歌の世界に戻ってきました。その時に橋さんは「俺は死ぬまで歌うからな」とおっしゃいました。

でも、病気になり、今年に入ってからはなかなか思うようには歌は歌えません。僕は途中でギブアップするのかな、と思いました。でも橋さんはギブアップしません。どこまで行っても、言葉を失う寸前まで歌を歌いました。一番最後、多くの皆さまへ、マスコミを通して橋さんが話した内容はすばらしい内容です。「命ある限り、パワーを持って百戦錬磨で頑張ろう!応援しているよ!」。本当にスターだから言える発言。それを僕は聞いた時に、本当に橋さんと一緒に仕事をさせてもらってありがたいと思います。

僕たちだけではないと思います。多くの皆さまもたくさん感謝、感謝、感謝。橋さんはすごく優しい人でした。いつでも思いやりがあって、そして本当に優しい、僕にとってもお兄さん、芸能界の大先輩。これからも僕は橋さんの感謝という気持ちと優しい人間になろうという気持ちを守っていきます。

ありがとうございました。