俳優吉沢亮(31)が、このほど、米ハリウッドとニューヨークで行われた、大ヒット中の主演映画「国宝」の特別上映会に、李相日監督とともに登壇した。
「映画の都」ハリウッドでは18日に、アカデミー・ミュージアム(映画博物館)、アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品に選ばれた同作が披露された。エンドロールでは大きな拍手に包まれ「ブラボー!」の声も飛ぶ中、吉沢と李監督が登壇。吉沢は1年半を費やした歌舞伎稽古について「基本的にはゼロからのスタートでした」と説明すると「最初の3、4か月は、『すり足』という歩行技術の練習だけでした。そして、基礎稽古の後、実際の踊りに移っていきました。その中で、本物の歌舞伎役者のレベルには決して到達できないだろうと悟りました。ですから、僕はただ、その芸術への献身に集中しました」などと紹介した。会場では涙を流す観客や、2人の発言を熱心にメモする観客の姿も。舞台挨拶を終えると、2人はスタンディングオベーションで見送られた。
初のロサンゼルスという吉沢は、翌19日には「HOLLYWOOD」の文字看板で知られる観光名所ハリウッド・サインを訪問。快晴の中、「写真などではよく拝見していましたが、実際に見ると違いますね」と笑顔で語ると、李監督も「最初にハリウッド・サイン見たのが10代の頃。当時は驚きましたが、今は何か感慨深いものがあります。距離が不思議と近く感じます」とコメントした。
同日には、来年の北米公開に先駆け先行限定劇場公開をしているAMCユニバーサルシティー(Universal City)でも舞台挨拶。吉沢は「これほど日本のお客様が歌舞伎を題材にした映画を愛してくれると想像もしていませんでした。芸事に対する愛憎、ひたむきに向かっていく人間たちがものすごく美しく、お客様に観ていただけたのかと思っています。それは日本だけではなく、アメリカでも、世界中で共感してもらえることではないかと思います。世界の皆さまに観ていただける機会が増えればいいなと思っております。ぜひお力添えをいただければ非常に嬉しく思います」と呼びかけた。
さらに22日からは「演劇の聖地」ニューヨークを訪問。タイムズ・スクエアで記念撮影におさまると、アンジェリカ・フィルムセンターで舞台挨拶を行った。吉沢は、最も難しかったシーンを聞かれると、「困難ではないシーンはないので(笑)」と答え、会場の観客の笑いを誘った。23日には115年の歴史を持つ日米交流促進の民間非営利団体ジャパン・ソサエティー・ニューヨークで上映。吉沢は、「20歳くらいの時にニューヨークに来て以来大好きになり、そこからほぼ毎年1回は訪れています。今回初めて仕事で呼んでいただき、またニューヨークの皆様と直接お会いできて、こうして僕らの映画が届けられることを非常に嬉しく思っています。最後まで楽しんでください」と感謝を伝えた。
「国宝」は、実写邦画での興行収入ランキング(※興行通信社調べ)で170億円を突破し、、歴代1位の「踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003年公開、173.5億円)に迫っている。



