岡田准一(45=ARTA BJJ広尾)が22日、Xを更新。ポルトガルの首都リスボンで開催中の、国際ブラジリアン柔術連盟(IBJJF)主催の欧州最大の柔術大会「ヨーロピアン2026」に出場した際の写真を投稿し「撮ってくれていた写真だしますね。良い経験だった。仕事に活かします」と思いをつづった。
最もランクの高い黒帯を持つ岡田は、18日にマスター4黒帯ライトフェザー級(64キロ以下)1回戦に出場。25年に米ラスベガスで開催された世界最大の大会「ワールドマスター」の同カテゴリーで銀メダルを獲得した強豪マウロ・エアーズ(49=ブラジル)と対戦。ポイント0-0、アドバンテージ(ポイントまでいかない効果)1-1だったが、ペナルティー1をつけられた、僅少差で惜敗。エアーズは最終的に2位で銀メダルを獲得した。
岡田が戦ったエアーズは、ブラジリアン柔術の創始者カーロス・グレイシーの長男カーウソン・グレイシーの流れを組む実力者。カーウソンの弟子フランシスコ・アルバカーキの指導を受け、ブラジリアン柔術の黒帯を取得すると、08年に黒帯部門でブラジル全国チャンピオンに輝き、自身の団体マウロ・エアーズBJJを設立している世界的な選手であり、指導者だ。
岡田は対戦後、Xに「ヨーロピアン初戦で敗退しました、、、世界のレジェンド先生と戦えて光栄で嬉しかったです。ワンミスも許さない黒帯の世界、ヒリヒリ楽しかったです。いい時間でした。応援してくださった方々ありがとうございました! 怪我なく終わりました!」とつづった。その充実感は続いているようで「負けた後が大事。日々の積み重ね、楽しみましょう。今日もいい日に!」と、さらに研さんを積む意欲をにじませた。
「仕事に活かします」という強い思いは、ポルトガルの地で既に有言実行している。IBJJFの取材に応じ「僕は日本の体の使い方を研究していて、アクションに使うんですけど、侍役も多いので、Netflixもチェックして欲しい」と、主人公の嵯峨愁二郎役、プロデューサー、アクションプランナーを兼ね、シーズン2の制作も決まった「イクサガミ」をアピール。「ブラジリアン柔術のルーツは、日本の柔術にある。体の使い方を研究しています。僕の仕事は、Netflixでチェックして欲しい」などと幾度も作品について語った。
同作に菊臣右京役で出演している玉木宏(46=同)も、黒帯、茶帯に次ぐ熟練者に与えられる紫帯を持ち、16日に6人が出場するマスター4フェザー級に出場。準決勝で、銀メダルを獲得したバルシャスブ・ファルパジョ(47)にポイント0-10で敗れるも、銅メダルを獲得する快挙を成し遂げ、岡田とともにIBJJFの取材にも応じた。
IBJJFが2人の動画をインスタグラムなどで配信したことで、専門メディアも注目した。米ワイオミング州の州都シャイアン市に本拠を置く、ブラジリアン柔術専門メディア「BJJDOC」は19日(日本時間20日)、コーナー「ブラジリアン柔術とポップカルチャー」の一環として2人を紹介。「Netflixシリーズ『イクサガミ』の俳優2人がヨーロピアン2026に出場」と題し「岡田准一と玉木宏は、Netflixでの名声を、2026年の国際ブラジリアン柔術連盟ヨーロッパ選手権に持ち込んだ」などと、2人の活躍をトップページで報じた。
さらに、15年の映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(ジョージ・ミラー監督)に主演し、「レヴェナント:蘇えりし者」(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)では米アカデミー助演男優賞にノミネートされた、英国の俳優トム・ハーディー(48)や、Facebookなどを運営するMeta(メタ)のマーク・ザッカーバーグCEO(41)もブラジリアン柔術を愛好していると紹介。「岡田と玉木は、トム・ハーディー、マーク・ザッカーバーグらとともに、ブラジリアン柔術トーナメントに出場する著名人選手の仲間入りを果たした」と、2人を世界的な著名人ブラジリアン柔術愛好家と並ぶ存在になったとたたえた。
岡田は大会後、Xに「試合終わったら食べるって思ってたやつ。しみる」と、マクドナルドのハンバーガーとフライドポテトの写真を投稿したことも、205万インプレッション、11万いいね! がつくなど話題を呼んでいる。大会に向け、極限まで体を磨き上げつつも、終われば好きなものを食べる、ストイックながら抜くところは抜く生き方が共感を呼んでいるようだ。



