タレントを多数抱える大手芸能事務所では、東日本大震災の影響によるガソリンの品切れや高騰を受け、タレント送迎方法を変更し始めた。

 SMAP、嵐ら多数のアイドルが所属するジャニーズ事務所では、地震発生直後からタレント送迎車の使用台数を通常の半分以下に減らした。「複数で動いているグループは使用台数を減らし、効率良く回るようにと指示を出しています。スタッフ、タレントともに、タクシーや公共交通機関の使用も呼び掛けています」。地震の影響で仕事が中止になったタレントやスタッフには自宅待機を指示したという。

 サザンオールスターズや福山雅治らが所属するアミューズも、アーティスト送迎について「社用車のガソリンの量が少なくなっていることを考慮し、アーティストや社員にできるだけ公共交通機関を使うよう、呼びかけています」とした。