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 ALFEE高見沢俊彦(57)がソロ名義のTakamiyとして、新曲「黄金龍王」を13日に発売する。ソロ曲に関しては作詞家らとの合作が恒例だが、今回は自ら作詞・作曲を担当。東日本大震災からの復興を目指す日本へのエールを込めた。今回の手応えから「今後は歌詞やギターはあえて日本文化をテーマにしてみたい」とし、ソロプロジェクトの新しい展開を考えている。

 新曲「黄金龍王」は約1年ぶりのソロシングル。昨年発売のソロ曲は秋元康氏に作詞を依頼するなど、ソロプロジェクトは刺激を受けるために共作を基本としている。東日本大震災後、THE

 ALFEEのツアーで全国各地を回り、観客の熱狂ぶりを見て考えを変えた。「みなさんテンションがすごく高かったんですよ。こういう時こそ、音楽が求められている。音楽が心のケア、癒やしになる」。作曲だけでなく、作詞も手掛けることを決めた。

 自然と日本がテーマに浮かんだ。「日本列島は龍の形をしているんですよ。日本はかつて黄金の国ジパングと言われた国。龍のように再び日本よ、舞い上がれという思いが含まれてますね」。ソロ曲で基本とするハードなロックはそのままに、歌詞やタイトルに日本への思いを込めた。

 新曲は3パターンと多彩だ。うち1つは、黒ネコをモチーフにした世界的人気キャラクター、フィリックスと「共作」した。フィリックスをかたどったギターを手にしたジャケット写真を使用。「フィリックス・ザ・ロック」という楽曲も制作、収録している。