レッドソックスの大ファンと公言する世界的な指揮者の小沢征爾さん(77)が11日、同球団から親善大使に任命された。東京・恵比寿のMLBカフェ東京で任命式が行われ、レ軍で活躍した大家友和投手(36)がゲスト出席した。

 好きな選手オルティスの背番号42と「MAESTRO(マエストロ=巨匠)」の文字が背中に入ったユニホームをプレゼントされた小沢さんは「本当にうれしい」と感激。「病気になってみんなに迷惑をかけてばかりだったんだけど、だいぶ元気になりました。今は指揮していないけど、来年からやるつもりです」と意欲を見せた。

 ボストン在住が長かった小沢さんは、フェンウエーパークに足しげく通ううちに、MLB関係者から全球場フリーパスで試合観戦できる金メダルをもらったエピソードも披露。大家は「小沢さんがクラブハウスにきて、メダルを自慢していたことがあった」と懐かしんだ。大家は昨年限りで横浜を戦力外となり、現役続行を目指してトレーニングを継続している。