明治天皇の玄孫(やしゃご)で憲法学者の竹田恒泰氏が17日、被ばく描写で物議をかもした漫画「美味しんぼ」問題について、作者の雁屋哲氏を「脱原発運動の足を引っ張っているだけ」とTwitterで糾弾した。

 竹田氏は「雁屋哲は脱原発派の恥。1F見学しただけで鼻血とはあきれる」(原文ママ)とバッサリ。「それが事実なら一回約10~20mSv被曝するCTを受けた人は皆鼻血まみれでなければ辻褄が合わない。放射線は正しく怖れるものであり、根拠なく煽るべきものではない」と、問題となっている「美味しんぼ」での表現を批判し、さらに雁屋氏を「脱原発運動の足を引っ張っているだけ。福島の人が怒って当然だ」と切り捨てた。

 「美味しんぼ」をめぐっては、登場人物が福島第一原発を見学した後、疲労感や鼻血が出る症状を訴えるシーンが描かれたことで、風評被害を助長するとして福島県などから抗議を受けるなど話題となっていた。