6人組アイドルグループでんぱ組.inc(以下=でんぱ組)のリーダー、相沢梨紗が31日夜、横浜中華街のアートカフェ「東アジア文化都市2014横浜カフェ~ヨコハマサイドステージ~」でトークショーを行い、ネット通販好きであることを明かした。

 この日は相沢がプロデュースした期間限定のハロウィーンカフェ「乙女病」の最終日。相沢は乙女病のアートクリエイターとして参加したごとうゆりか氏と対談し、私生活や仕事について約1時間20分トークを展開した。相沢は今年2月ごろ、ごとう氏がデザインした衣装をツイッターで「お気に入りのブランド」と紹介し、親交が深まった。でんぱ組はインターネット好きであることは有名だが、相沢は「ネット通販も大好き」と告白。「お店の店員さんの押し売りが苦手で、人と顔を合わせず物が買えるネット通販は魅力的です。店員さんがいない隙に商品をパッと下見して、ネットで買うこともあります。こんな安心感はありません」。特に、世界で1点しか販売していない洋服などを探すのが好きで、CDは数十枚単位で大人買いするという。

 相沢はこの日のために、ごとう氏が約2週間かけて製作した衣装を着用。腰回りに黒の大きなリボン、両肩部分に水玉模様の相沢に雰囲気が似ているというディズニーキャラクターのミニーマウスをイメージしたという。相沢は「ゆりりん(ごとう氏)は私とタイプが似ているのか、私の好みを全て分かっているんです。不思議なんです」。ごとう氏は「(相沢)梨紗のことは分かります。今日は梨紗祭りでしたが最高に楽しい時間でした。出会いに感謝です」と、達成感に満面の笑みを見せた。

 トークショーは店内の大きさの都合上、ファン25人限定で開催。ファンには相沢の手作りスコーン(数量限定)などが提供された。また、この日がハロウィーン当日のため、大半のファンが仮装して参加し、2人の話を真剣に聞き入るという不思議な光景が見られた。トークショー後には、相沢がソロ曲「空想タイムトラベループ」をアカペラで披露。仕事を早退して参加した40代男性は「まさか2メートルの距離で話や歌が聞けるとは思わなかった。神イベントです」と興奮気味に話した。

 東アジア文化都市は今年1月から11月まで横浜市、中国・泉州市、韓国・光州広域市で行われている文化交流事業。ヨコハマサイドステージは8月に同事業の一環で「食とアート」を通じて、日中韓の相互理解を図ることを目的に開業した。11月1日には「第2回韓流文化祭」、翌2日には「エバラCJ×ヨンジョン韓国家庭料理教室」が開催される。でんぱ組は14日夜、パシフィコ横浜で同事業の成功を祝って「スペシャルコンサート」を行う。