秋の叙勲で旭日小綬章を受章した加山雄三(77)が15日、東京・中野サンプラザで行ったコンサートツアー「若大将EXPO~夢に向かっていま~」で2200人のファンに向けて初めて勲章を披露し、お礼のあいさつをした。

 拝謁(はいえつ)式のため初めて皇居に入ったという加山は「感謝の気持ちでいっぱい。(勲章は)きちっとデザインされ、重みがある。一生懸命歩いてきてよかった」と話す。勲章は神棚に飾っている。

 秋の褒賞で紫綬褒章を受章した「茅ケ崎の後輩」桑田佳祐(58)とは「茅ケ崎すごいな」と電話で話し合ったという。父の故上原謙さんは1983年(昭58)に勲4等瑞宝章を受章している。親子2代の受章。「おやじは『お前ももらったか』と言っていると思う」と話した。