映画「東京家族」(山田洋次監督)初日舞台あいさつが19日、東京・丸の内ピカデリー1で行われた。

 その席上で、13日に都内の金刀比羅宮で行われたヒット祈願イベントで発表された、ベルリン国際映画祭での上映が、上級な作品が対象の「ベルリナーレ・スペシャル・ガラ」での上映となったことが発表された。上映されるのは「東京家族」のほか、トム・フーパー監督の「レ・ミゼラブル」マイケル・ウィンターボトム監督の「The

 Look

 of

 Love」ジュゼッペ・トルナトーレ監督の「The

 Best

 Offer」の4作品。

 また、「東京家族」のモチーフとなった、小津安二郎監督の名作「東京物語」(53年)のデジタルリマスター版も、併せて同映画祭のベルリナーレ・クラシック部門で上映される。デジタルリマスター版の海外での上映は初めてだという。

 さらに「東京家族」は、3月17日開幕の香港国際映画祭での上映と、台湾、香港、シンガポールでの配給も決まった。そしてドイツ、スイス、フランス、北米、インド、韓国からも配給のオファーがあったという。初日舞台あいさつに登壇した主演の俳優橋爪功(71)女優吉行和子(77)西村雅彦(52)夏川結衣(44)妻夫木聡(32)林家正蔵(50)と山田洋次監督(81)は、一連のニュースを聞き拍手した。