お笑い芸人の“珍獣ハンター”イモトアヤコ(24)が、女優デビューすることが26日、分かった。今秋、5夜連続で放送されるTBS開局60周年記念の橋田寿賀子ドラマ「JAPANESE

 AMERICANS(仮題)」で、主演のSMAP草なぎ剛(35、「なぎ」は弓へんに前の旧字体その下に刀)の妻ともを演じる。

 えっ?

 着物姿でシリアスな表情をしているこの女性(写真)は誰ですって?

 どう~も、どう~も、イモトアヤコでございます!!

 世界中を飛び回り、珍獣ハンターとして活躍するイモトが、SMAP草なぎの妻という大役に大抜てきされた。しかも、ベテラン女優泉ピン子(62)から「私の若いころにそっくりじゃない!」と太鼓判を押され、ピン子演じる草なぎの妻とも、の若かりし時代を任された。イモトは恐縮キャラクターそのままに「ず、ずっとお芝居をやってみたいという気持ちがありました。自分なりに、ともを自分自身と照らし合わせながら、全力で演じましたぁ」と話した。

 ドラマは、100年前に米国に移民した日系人家族2世代の物語。イモトは、100年前に渡米した草なぎ演じる長吉が、写真だけで決めた花嫁ともを演じた。美人の姉の代わりに渡米した貧農の次女で、器量は悪いが働き者で、たくましい女性。田舎の女子高生をイメージした太いまゆにおさげ髪姿で、ジャングルから氷河まで、どこへでも珍獣を追いかける、イモトにピッタリの役だ。瀬戸口克陽プロデューサーは「バラエティー番組で、どんなときも笑顔を絶やさず一生懸命頑張っているイモトさんが、真っ先に浮かんだ。橋田先生、福沢克雄監督とも満場一致で出演をお願いした」と起用理由を話した。

 2月にクランクインし、イモトと草なぎの初対面は、いきなり結婚式のシーンだったという。草なぎも「すぐになじんだというか、初めての感じがしませんでした。普段のバラエティーのときの顔とは全然違って、女優としてもすごいんじゃないかって思っています」とたたえた。お笑いを封印して真剣な女優モードに入ったイモトが、どんな演技を披露するのか、見ものだ。

 [2010年4月27日6時54分

 紙面から]ソーシャルブックマーク