博多から日本を元気にするばい!

 博多を拠点にするAKB48の姉妹グループ、HKT48が初公演を26日に開催することが決まり14日、福岡市のホークスタウンモール内に設けられた専用劇場「HKT48劇場」で会見した。

 同劇場の初お披露目ともなったこの日、福岡、鹿児島など小5~高2まで平均年齢13・8歳の1期生メンバー21人が記者会見に臨み、自己紹介や抱負を披露した。その後、劇場内の大型スクリーンで突然、公演日が「サプライズ告知」されると、知らされていなかったメンバーは想像以上の早期公演に「きゃーっ」と絶叫。中にはうれしさの余り、感極まって涙するメンバーもいた。

 また、スクリーンではAKB48をはじめ、SKE48、NMB48の先輩グループメンバーによる激励メッセージも流されて大感激した。全員が待望の晴れ舞台に向けてあらためて気持ちを高ぶらせた。代表して意気込みを述べた松岡菜摘(15)は「26日は母の誕生日なのでビックリ。先輩のコメントがうれしかったです」。元プロ野球ダイエー、横浜で投手として活躍した若田部健一氏(42=日刊スポーツ評論家)の娘、遥(13)は「山笠やどんたくのように全力投球で福岡を盛り上げちゃるけん」、児玉遥(15)は「(公演)初日が迫っていて驚いていますが、フレッシュなパワーを届けたい」と興奮気味に話した。

 「笑顔と元気で頑張るばい!」と気勢を上げたHKT48。ついに博多発の「会いに行けるアイドル」が始動する。【菊川光一】

 ◆HKT48劇場

 福岡ヤフードーム横の商業施設、ホークスタウンモール内に26日にオープンする。AKB48劇場に似た造りで、収容人数はグループ全劇場最多の300人。唯一、ステージが観客席へ突き出した「花道」が設けられている。ロビーのカベにはメンバーの顔写真パネルも飾られている。今後の詳細は初公演当日に告知。