東山紀之(46)とV6坂本昌行(41)が、交互にフランケンシュタイン博士と怪物クリーチャーになる。2人が、舞台「フランケンシュタイン」(11月16日開幕、東京グローブ座)にダブル主演することが1日、分かった。

 世界的人気小説「フランケンシュタイン」が原作で初演は11年1月。映画「スラムドッグ$ミリオネア」でアカデミー作品賞を受賞したダニー・ボイル監督が演出を手掛け、英国国立劇場で上演された。人気俳優2人がフランケンシュタイン博士と博士が作り出した怪物クリーチャーを交互に演じ分ける異例の試みが話題を呼んだ。英国版同様、日本版も東山と坂本が両者を交互に演じる。

 制作側は「交互配役が狙いの1つにあったため、主人公2人の配役には実力はもちろん、背格好も含めて慎重を期しました」。リアリティーを重視し、2人が怪物クリーチャーを演じる際、顔や体の大きな傷やこめかみのネジを再現するため、特殊メーキャップが施される。

 ジャニーズ事務所で先輩、後輩にあたる2人の舞台共演は、00年「PLAYZONE’00

 THEME

 PARK」以来。東山は「恐ろしくも悲しい生命の物語であり、人間の尊厳をどう表現するか、まったく想像できません。共演は13年ぶりですが、坂本とともに観客の想像をはるかに超えた作品を作りたいと思います」。坂本は「公演ごとに入れ替わるのも見どころの1つ。先輩に恩返しの意も込めて、胸を借りるつもりで精いっぱいぶつかっていきたいです」と意気込んでいる。