今年20周年を迎えるTOKIOが、ジャニーズ事務所で初めて夏の大型ロックフェスティバルに参加する。5人はこのほど都内で取材に対応。2つの夏フェスに参加するほか、アルバムリリースや全国ツアー開催など、記念イヤー行事の詳細を明らかにした。
TOKIOが参加する夏フェスは、7月19、20日開催の「JOIN
ALIVE2014」(北海道・いわみざわ公園)と、8月16、17日開催の「SUMMER
SONIC2014」(東京会場はQVCマリンフィールド&幕張メッセ、大阪会場は舞洲サマーソニック大阪特設会場)。
長瀬智也(35)は「ジャンル関係なく、コアなファンに楽しんでもらえれば。これがTOKIOだと、海外の方にも日本のカルチャーを楽しんでもらいたいですね」。国分太一(39)は「感謝と挑戦を楽しめたら」。城島茂(43)は「ファン以外の方にも聴いてもらえるチャンス」。ジャニーズ勢初参戦の夏フェスに、それぞれ気合が入る。
夏フェスから、記念イヤーを本格化させる。今夏、20周年記念ベストアルバム「HEART」をリリースする。アルバムの題名は、感謝の気持ちと新しい挑戦をしていく強い気持ちを込めた長瀬デザインのロゴから取った。初めてファンからのリクエストで選曲。候補は271曲にも及ぶ。松岡昌宏(37)は「好き嫌いがバラバラなので、ファンの力をお借りしようと」と、メンバー発案を明かした。
同アルバムを引っ提げる形で、8月1日から全国ツアーを開催する。ツアー最終日は、20年前の日本武道館デビュー日と重なった。城島は「感慨深いものがありますね」。世界的ロックバンド、ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズに影響を受け、デビュー当時はよく短パン姿で歌っていた長瀬は、10周年でも短パンをはいた。「全員はくよ!
のっけから!」。長瀬は勢いよく、20周年記念短パンを約束した。
20周年で解禁することはないほど、自然体は変わらない。山口達也(42)は「みんなずっと変わってない印象だよね」。松岡は「恋愛や結婚はしたいヤツがすればいい。5人が納得できるものができれば、楽しいライブができる。夏フェスは、好き勝手にやらせてもらおうかと思っています」。新しい挑戦への手綱だけは緩めることはない。
◆夏フェス
夏開催のロックフェスティバルを指す。巨大な敷地内にいくつもステージが設置され、国内外のアーティストのライブを自由に楽しめる。「SUMMER
SONIC(通称サマソニ)」と「FUJI
ROCK
FESTIVAL」が、2大夏フェスとして有名。「サマソニ」は昨年、千葉(東京会場)と大阪の2カ所の同時開催で計23万人を動員。過去にガンズ・アンド・ローゼズ、ビヨンセ、レディー・ガガら海外大物歌手やB’z、Mr.Children、ももいろクローバーZらが参加。「JOIN
ALIVE」は野外ロックフェスで、昨年は3万人動員。