今月10日に悪性リンパ腫のため死去した俳優高倉健さん(享年83)をしのび、東京・銀座の東映本社前には20日も、高倉さんを追悼するファンが後を絶たなかった。

 午後から雨が降ったが、約250人が訪れ、「追悼

 高倉健さんありがとう。

 東映株式会社」と書かれ、玄関に飾られた白い布に手を合わせた。19日をもって献花台は撤去され、花の受け付けも終了したが、高倉さんへの思いから、アルコール消毒液の置かれた台に花を置いて立ち去るファンもいた。また東映は、高倉さんが出演した作品の追悼上映を年内にも行う方針を固めた。上映作品の選定に入っており、「鉄道員(ぽっぽや)」や出世作の「昭和残侠伝」などが濃厚という。