今井翼(33)主演舞台「★さよなら!~青山劇場★

 PLAYZONE

 30YEARS★1232公演」が22日、東京・青山劇場で千秋楽を迎えた。PLAYZONE(プレゾン)のステージには、86年に少年隊が初演して以来、歴代のジャニーズタレントが立ってきた。30年目の今年、青山劇場の閉館に伴い、同劇場での公演はこの日が最後となった。

 青山劇場での最後のプレゾンに立ち会おうと、劇場内で観劇を終えた1200人と合わせ5500人のファンが終演後、劇場外に集まった。今井はファンの前に立ち、「達成感と寂しさという複雑な気持ちです。たくさんの歴史が詰まった劇場。1232回の歴史はひと言では言い尽くせません。6年間やらせていただいたことは最高の宝物になりました。皆さんに感謝しています」と感慨深げにあいさつした。

 プレゾンは86年に少年隊が初演し、毎年夏の恒例舞台になった。TOKIOやV6などジャニーズタレントが共演でステージに立った。近藤真彦も毎年のように観劇に訪れ、後輩を激励。青山劇場はジャニーズファンにとって聖地だった。08年に少年隊主演の公演は終了も、名前はそのままに後輩たちが受け継いだ。この日まで1232公演、173万7450人を動員した。

 この日は、少年隊の東山紀之(48)植草克秀(48)が訪れ、カーテンコールのステージに立った。少年隊の錦織一清(49)は帝国劇場で舞台に出演中で、少年隊3人はそろわなかったが、東山は「ここで青春をつくってきた。いかにこの劇場がすばらしかったかを実感しました」。植草も「後輩の成長が見られてうれしい。感動しました」と話した。TOKIOの山口達也(43)もステージに上がり、「TOKIOでデビューする前に3回出ました。先輩、後輩がそろって立つことのできる舞台でした」と特別な舞台だったことを強調した。

 青山劇場でのプレゾンは終了するが、今井は「これでお別れではない。皆さんと再会できる節目。またプレゾンで再会できたら」と新しい歴史をつくることを誓った。最後は屋良朝幸、中山優馬ら出演者全員でガッツポーズ。新しい出発を予感させた。【小林千穂】