<1>レガレイラ(中山11RホープフルS・15時40分発走)

有馬記念で大外スターズオンアースを2着に導いたルメール騎手に、今年最後のJRA・G1も託す。新馬戦が非凡な瞬発力を示す快勝。2着に下したセットアップは、のちに札幌2歳Sを制した。前走アイビーS3着は、6頭立てという少頭数により究極の上がり勝負となってしまったことが敗因で、上がり32秒7なら悲観する必要はない。ある程度流れるはずの多頭数のG1なら、確実に差すチャンスが訪れる。

相手は、切れ味なら引けを取らないディスペランツァ。凱旋門賞ジョッキーのモリス騎手が最後に見せる。ワイド(12)(13)1点勝負。

函館2歳新馬で勝利したレガレイラ(2023年7月9日撮影)
函館2歳新馬で勝利したレガレイラ(2023年7月9日撮影)

<2>ミルトクレイモー(阪神12RカウントダウンS・16時05分発走)

前走の勝ち方が強烈だった。好位から上がり33秒3の脚を繰り出し、後続に0秒3差。2着グランテストも相当な素質馬だけに、まったく寄せつけなかった内容は素直に評価すべきだろう。調教は前走以上に動いており、昇級即勝ち負けだ。

相手は、最内枠から逃げるメイショウエニシア。粘れと叫ぶ。ワイド(1)(5)1点勝負。

好位から抜け出し壬生特別を制したミルトクレイモー(2023年10月22日撮影)
好位から抜け出し壬生特別を制したミルトクレイモー(2023年10月22日撮影)

<3>ブランデーロック(中山12R2023ファイナルS・16時25分発走)

「カッチースマイル」で親しまれ、JRA通算1800勝以上を誇る田中勝春騎手がこのレースを最後にターフを去る。最後はブランデーロックで勝利の美酒に酔う。前走は外から力強く伸びて1馬身4分の1差の完勝。勝ちタイム1分33秒0は、翌週のG3ターコイズSより0秒3遅いだけの優秀なものだった。昇級でもクラスの壁はない。

相手は、連勝中のビジュノワールが粘り込む。ワイド(3)(4)1点勝負。

3歳上2勝クラスを制したブランデーロック(2023年12月10日撮影)
3歳上2勝クラスを制したブランデーロック(2023年12月10日撮影)

<12月24日の結果>

中山11Rワイド(15)(16)

12着、2着。

中山10Rワイド(6)(16)

9着、2着。

阪神9Rワイド(3)(8)

競走除外、6着。


<デスクのつぶやき>

有馬記念は、推奨馬スターズオンアースがルメール騎手の好騎乗で大外枠から2着にきたものの…。終わりよければ…の精神で、ホープフルSこそ! 

今年もありがとうございました。よいお年をお迎えください。