熊 13日のジャパンダートダービー(JDD)はノットゥルノの武豊騎手が3度目の同一年芝&砂ダービー優勝を飾った。

いまにし亭(以下い) 内田博幸騎手も、同じ年ではないが日本ダービーとJDDを制している。06年にフレンドシップ、13年にクリソライトでJDDを勝ち、日本ダービーは10年にエイシンフラッシュで制した。さらには大井在籍時代の05年(中央移籍は08年)にシーチャリオットで東京ダービーも勝っており“ダービー3冠”。

熊 再来年から東京ダービーにも中央馬の出走が可能になるから、武豊騎手が現役を続けていれば“ダービー3冠”の可能性はあるね。

い 南関出身の戸崎圭太騎手もすでに東京ダービー(4勝)、JDD(2勝)を勝っているから、日本ダービーを勝てば仲間入り。

熊 芝と砂のダービーを勝つってのは、プロ野球で言えば…。

い セ、パ両リーグでの首位打者、本塁打王かな。前者は江藤慎一と内川聖一。後者は落合博満、タフィー・ローズ、山崎武司。長い歴史の中でこれだけしかいない。

熊 競馬に戻ろう。JDDは24年から名称が変更されるようだから、“ダービー3冠”騎手誕生の可能性はもうないかも。

い 戸崎が日本ダービーを勝てば…。【今西和弘】