15日の大井2Rで森下淳平調教師(43)が地方通算500勝を達成した。さかのぼること2年半ほど前。21年3月26日に400勝を達成した師に「4」ポーズを要求すると、通りがかりの矢野騎手を呼び止めた。写真はその時のもの。だが区切りの勝利の鞍上は本橋騎手。翌日の紙面の短い原稿では説明できず、師だけの写真を掲載した。

矢野騎手は「関係なくない。同じ釜の飯を食っていたんですから」と隣で「00」ポーズ。高橋三厩舎で厩務員、所属騎手として苦楽をともにしていた。師の開業後は所属騎手。載せられなかった写真を矢野騎手に送ると「森ちゃん(森下師)の500まで取っておきましょう」。次の区切りで当コラムに書くことを約束。負傷中の矢野騎手も自身のX(旧ツイッター)に投稿していた。

師に伝えると「毎朝(高橋)三郎先生の家にご飯を食べに行ったり。いい思い出です。あらためて三郎先生には感謝ですね。いろいろ密度の濃い経験をさせてもらった。なんだかんだ、みんな下地になっているんでしょうね」。それらの経験を糧に師は結果でも密度の濃さを追い求める。「一緒にトップレベルの競馬をやって、お互い大きいところを取ったり、海外に行けたりできれば。実現したいですよね」。【牛山基康】