地方競馬教養センター第104期騎手課程の修了記者会見が18日、栃木県那須塩原市の同センターで行われた。今期修了の騎手候補生は11人。17日に免許試験の合否が発表され、全員が合格した。4月1日に免許が交付される。

東京都出身の所蛍(ところ・ほたる)騎手(17=船橋・張田)は中3になって騎手を志した。「体が細く、バスケットボールを続けるかを考えていた時に両親が騎手という職業を勧めてくれたのがきっかけです」。細いだけでなく、背も伸びて同期で一番の高身長。教官からも長い手足を武器とした騎乗が強みと評される。所属は江戸川区の自宅から近い船橋を希望して公募。勝負服は「先生と一緒に決めました」と張田師の騎手時代と胴の柄が違うだけの同配色。「謙虚な騎手になりたい」とは慢心したくない気持ちの表れだという。「周りの人から信頼されるように頑張っていきたい」。勝ちたいレースには船橋のJpn1、かしわ記念を挙げた。