アピール大成功! 2025ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)の最終日が24日、札幌競馬場で行われ、WAS選抜のトール・ハマーハンセン騎手(25=ドイツ)が初出場で初優勝を飾った。初日の第2戦を勝利し、単独首位で迎えたこの日は3戦目を快勝。1戦を残し優勝を確定させた。昨年の独リーディングは今冬のJRA短期免許初取得に意欲を示した。また、チーム対抗戦は9回目の開催でWAS選抜がJRA選抜に初勝利した。
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クールフェースをわずかに崩した。ハマーハンセン騎手が表彰台の頂で白い歯をこぼした。「ドリームカムトゥルー。夢がかないました。2勝できて、とてもうれしいです。大きなチャレンジで素晴らしい馬に巡り合えました」。身長173センチの体を折り曲げて首にかけた金メダルを、誇らしげにファンへ見せた。
日本競馬に即対応した。10R・WASJ第3戦(2勝クラス)はダート1700メートル戦。芝が主流の欧州拠点のハマーハンセン騎手は経験の少ない砂上でも、1番人気のベルギューン(牝3、牧浦)を2番手から4角先頭で押し切らせた。「僕はペースの速い競馬が得意。自分のスタイルと日本競馬が合っていますね」とうなずいた。
各レース後は直立不動で陣営に回顧する生真面目な25歳。ルメール騎手と幼少期から知るビュイック騎手を尊敬する。初来日に合わせて日本を知るドイツ拠点のシュタルケ騎手、ムルザバエフ騎手に話を聞き、白星につなげた。「日本のファン、関係者の熱に圧倒されました。アイラブジャパン。また日本に戻ってきて皆さまの前でレースをしたいです」。昨年ドイツリーディングを初獲得。権利を持つJRA短期免許取得へ意欲を示した。【桑原幹久】
■ウィリアムズ2位 3度目表彰台
WAS選抜のウィリアムズ騎手が2位(66点)に入り、3年ぶり11回目の出場で07年(優勝)、10年(2位)に続く3度目の表彰台に立った。4位で迎えた2日目は第3戦で3着に入り、第4戦を勝利したが、1位には7点届かなかった。「日本に戻ってこられて大変うれしく、素晴らしいレースができたと思っています。WASJに参加できて非常に光栄です」と、日本のファンに手を振った。
■坂井瑠星3位「目標できた」
3年連続3回目の出場となったJRA選抜・坂井騎手は2年連続の3位(40点)で存在感を示した。第1戦を勝利して2位で2日目を迎えたが、第3戦は6着、第4戦は13着だった。「今年は優勝を目指しましたが、また3位ということで残念です。オーストラリア時代にお世話になったウィリアムズ騎手と一緒に戦えて楽しかったです。また来年の新しい目標ができました」と1年後を見据えた。

