日曜中山の皐月賞トライアル、弥生賞ディープインパクト記念(G2、芝2000メートル、8日、3着まで優先出走権)で、アドマイヤクワッズ(牡、友道)が初の2000メートル戦に臨む。デビュー2戦目のデイリー杯2歳Sで重賞初制覇。前走の朝日杯FSは3着に敗れたが、世代トップの1頭だ。名門友道厩舎所属馬として16年マカヒキ以来10年ぶりの勝利を狙う。
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アドマイヤクワッズが、距離延長に挑戦する。弥生賞の舞台は、4月の皐月賞と同じ中山芝2000メートル。デビュー以降の過去3戦はマイル戦で、2戦目のデイリー杯2歳Sを制し、前走朝日杯FSでは重馬場に加えて4コーナーで外へはじき出される不利を受けながらも3着に入った。2歳時に十分なマイル実績を残し、3歳初戦の今回は距離を400メートル延ばしてきた。
「コーナーが4つなので、2000メートルまでは行けると思う。調教でもそんなにかかることもないので」。そう語るのは、現役最多のダービー3勝トレーナー・友道師。クラシック、そして長距離戦に強い友道厩舎にとっては、勝算十分の一戦だ。
ほぼ1カ月ごとに出走を続けたこれまでとは違い、今回は約2カ月半の間隔を空けてきた。仕上がりは順調で2月26日の1週前追いでは、坂井騎手を背に、Cウッド6ハロン83秒3-10秒9。フレミングフープ(古馬オープン)を3馬身追走して併入した。1日には同81秒6-10秒8とラストは際立つ伸びを披露した。「スッと反応できればと思うけど、しまいはあの時計が出ているからね」と、師も前哨戦として納得の状態になっている。
過去10年の弥生賞に出走した厩舎の先輩馬は、16年マカヒキ(1着)など3頭全てが連対し、のちにダービーを制している。ここで力を見せれば、待っているのは明るい未来だ。
【原田竣矢】

