阪神は交流戦で7連敗するなど8勝10敗とつまずいた。
順位が変わりやすいところだが、セ・リーグは全5チーム、阪神に勝ち越すことができなかった。後退するどころか、最終的にセ・リーグ首位をキープし、全くダメージを受けなかったことが大きい。
就任1年目の藤川監督に関しては、細かい手を打ってきたようには見えなかったが、ゲーム展開の流れ、先を読んだような選手起用が目についた。それは投打に豊富な戦力、特にピッチャーにコマがそろっていたからできたことだった。
ほとんどメンバーは変わっていないが、開幕4番だった森下を3番佐藤輝と組み替えたのは、藤川監督の大ヒットだったといえる。固定した森下、佐藤輝、大山のクリーンアップで得点力がアップしたのは、近本、中野の1、2番が機能したからだ。
本来はピッチャーが抑えないと勝てない、投手中心のディフェンスのチームだから、相手にリードを許すと厳しかった。しかし、村上、才木が先発の軸、石井の安定感、及川が一本立ちしたところに、得点力の上積みが絡んで、しっかりした勝ちパターンが確立された。




