春連覇を目指す敦賀気比(福井)ナインを、一塁側アルプス席の豪華な応援団が後押しした。まずは選手の母親たち。試合開始前からボルテージは上り調子で「美女軍団!」と声を上げながら、おそろいの格好で息子たちに声援を送った。

 昨春の優勝メンバーも参戦。「7番一塁」で東海大四(北海道)との決勝戦に出場した上田竜也さん(18)は、今大会の主将で決勝適時打を放った林中勇輝内野手(3年)の活躍にニンマリ。「まじめで責任感が強い。寮生活では愛嬌(あいきょう)のある後輩で、この前会ったときは『たこ焼きおごってください』とせがまれました」と裏話を明かした。

 チアリーダーの早川茅那さん(3年)は「(選手との)距離は遠いけれど、大きく踊って伝わるように」とメンバー15人で応援を工夫。吹奏楽部はNHK大河ドラマ「真田丸」の主題歌など3曲を追加し、応援を盛り上げた。