日本ハム栗山英樹監督(54)が、サプライズな大抜てきを予告した。沖縄・国頭での秋季キャンプを10日に打ち上げ。1軍が主体の来年2月の米アリゾナ州ピオリアでのキャンプへ、浅間大基外野手(19)、高浜祐仁内野手(19)、太田賢吾内野手(18)の高卒ルーキー3人の同行を示唆した。今キャンプで豊かな将来性をアピールした原石に、磨きをかけるプラン。来年1月のスタッフ会議で方向性を出すが、10代トリオの米国行きの可能性が浮上した。
厳しい鍛錬の場になった南国からの贈り物は、ティーンエージャーだった。栗山監督が“推薦状”を、高卒ルーキー3人に与えることになった。今季1軍経験があり、レギュラー候補の浅間は「もちろん連れていく」と今後、故障などなければアリゾナ行きが確実。意外性たっぷりの1軍キャンプ登用のターゲットは、もう2人いた。「高浜、太田も可能性がある」。
逸材たちの才能の昇華と、チームの将来構想を加味。抜てきを検討することになった。高浜と太田は、ともに180センチ超の大型内野手。それぞれ三塁、遊撃で今キャンプで、重点的に強化してきた。栗山監督は「うちの事情からすると、若い内野手というのは今後、絶対的に育成しないといけないポイント」という。今季の三塁はレアード、遊撃は中島で不動。次世代の台頭が必須だけに、魅力たっぷりだ。
来年1月のスタッフ会議で、アリゾナへの派遣メンバーを人選する。浅間は総合力、完成度が高く来季の新戦力候補。高浜と太田は同行した場合の狙いは、育成を大前提の抜てきとはなりそうだ。栗山監督は「もう1回、新しく監督をやるつもりでいく。選手に対して『血も涙もない』かもしれない」と、来季への決意を表明した。「キャンプでのあの成長度を見るとね」。そう評価する10代トリオを1軍キャンプに加えることは、非情な大シャッフル敢行の種火だ。V奪回へ、早くも嵐の予感がしてきた。【高山通史】



