阪神金本知憲監督(47)が、あす2月1日から始まる沖縄・宜野座キャンプで“爆笑運動会”を計画していることが30日、分かった。昨秋の安芸キャンプで1日だけ実施した選手対抗リレーを再現。今回は各クール最終日ごとに行うプランで、29日の打ち上げまで最大6回開催の名物イベントになりそうだ。秋は負けたチームに罰ゲームあり、ズルいプレーも大歓迎の爆笑ラン。春も金本イズム全開だ。

 徒競走のBGMの定番、「クシコス・ポスト」が宜野座球場に流れる。ドキドキ感を増幅させるアップテンポな曲に乗せられ、阪神ナインがリレーで1位を競い合う。“とにかく明るい運動会”が、明日1日から始まる春季キャンプで開催されるプランが判明した。

 第1弾の運動会は金本監督の発案で昨年11月の安芸キャンプで開催された。関係者に運動会のBGMを事前にレンタルさせ、故障者以外の投手と野手全員をメーングラウンドに集めて5チーム対抗の1人1周リレーを実施。1位になったチームが抜ける方式で、2位以下は罰ゲームのように何度も走らされてはいつくばる、もん絶ランとなった。

 だが大差がつくと金本監督が先を行く田面に覆いかぶさり、差が縮まると球場が爆笑に包まれた。最下位の荒木がショートカットしたインチキも、「厚かましいことを堂々と試合でやるくらい殻を破れば、彼はもっといいモノが出るよ」と大歓迎でたたえた。厳しい練習にも笑いを交え、選手も充実感に浸ったイズム全開のイベント。視察していた坂井オーナーも「面白かったねえ」と、大満足した運動会を今度は宜野座でも再現しようというものだ。

 回数も一気に増える。秋は1回だけだったが、春はクール最終日の休前日ごとに開催予定。29日の打ち上げまで最大6回、猛虎ナインが「クシコス・ポスト」などの曲に合わせて、高校の体育祭以来? 全力疾走を見せることになりそうだ。

 もちろん故障者やベテランは免除される見込みだが、志願参加は大歓迎。秋は若手中心だったが、主力や外国人も含めた名物イベントに発展しそうな勢いだ。

 厳しいだけでは息が詰まる。時には趣向を凝らしたスパイスを加えて、明るく前向きなムードを作り上げていく。これが超変革の基本方針だ。2日に1度の割合でウエートトレーニングデーも設けるが、運動会も金本阪神の目玉メニュー。とにかく明るく厳しいキャンプが、いよいよ始まる。