中日のセットアッパー田島が、開幕から26試合連続無失点のプロ野球記録に並んだ。0-0の延長10回に2番手で登板し、3人で片付けた。12年ソフトバンク岡島の記録に肩を並べた。
節目の「0」は惜しくも勝ちに結びつかなかった。それでも積み重ねた数字の価値は変わらない。中日ブルペンのシンボル的存在になった右腕は「試合に入ったら(記録は)関係ない。仕事はできたと思います」と淡々と振り返った。
谷繁監督が選手に求める「ハートは熱く、頭は冷静に」を地でいく。「1球1球リセットしている。何で(球を)引っかけたのか。自分で感じながら投げている」。サイドから腕を強く振って低めを狙うため、捕手が反応できないワンバウンドもしばしば。熱くなりすぎて、判定に声を出すことも。だが瞬時に切り替え冷静に自己分析ができる。「割り切れる場面では割り切る」という思い切りのよさも備える。
延長11回、抑えの福谷が2点を勝ち越された。谷繁監督は「つかみどころがない。ベンチとして考えないといけない」。セオリーに反して福谷より先に田島を投入したことが信頼の証し。昨季終盤に抑えを務め「タジ魔神」と呼ばれたが、今年もストッパー復帰の可能性が高い。【柏原誠】
▼中日田島が今季初登板から26試合連続無失点。連続試合無失点のプロ野球記録は藤川(阪神)が06年にマークした38試合だが、開幕からでは12年岡島(ソフトバンク)に並び2リーグ制後の最長タイとなった。



