“カメレオンスパイク”で再起をかける。楽天由規投手が、来季から球場ごとにスパイクの歯の本数を変更していく考えを明かした。

これまで練習では8、9本歯も試したが「先入観からかしっくり来なかった」と試合では一貫して6本歯を使用してきた。5日に30歳を迎えた右腕は「マウンドが高い、傾斜がきついところでは歯が多ければガチッと止まる。球場とスパイクにも相性があるかもしれない」と最善策を模索する。

プロ入りから11年在籍したヤクルトから今季、故郷仙台で育成選手として再出発。右肩故障を乗り換え、7月末に支配下契約をつかんだ。ただ、1軍登板は本拠地での1試合のみ。パ・リーグの本拠地球場では札幌ドーム、ZOZOマリン、メットライフドームで1軍登板がない。慣れないマウンドでの戦いに備える必要がある。来季は先発、救援にこだわらず準備していく。変化を恐れずに1軍定着へ挑む。