昨季限りで現役引退した日本ハム田中賢介スペシャルアドバイザー(SA、38)が18日、札幌市内に小学校を設立する計画を明かした。

22年開校を目標に自身を理事長とした学校法人を道に提示。学校法人立命館(京都市)と連携を図るため協議を進めている。「何か北海道に恩返ししたいという思いがずっとあったので、自分に何が出来るんだろうとずっと考えていました。大前提に子どもが好きだという思いがあって、それであれば将来、北海道を引っ張っていく子どもたちのために何かやりたいと思ったのがきっかけ」と経緯を説明した。

年内にも、道に設立計画を正式に申請予定。今後はカリキュラム作成や、教員採用等を中心に関わっていく。2男の父で、現役時から少しずつ進めてきたプラン。第2の人生が、教育の現場でスタートする。

○…小学校の教員免許を持つ栗山監督が、田中SAにエールを送った。チームを代表して、バックアップを約束。「よくここまで頑張って持っていったなと感じる。本当にこれからの時代、次の世代を育てることが一番。北海道にとって大切なものになるように本当に頑張ってほしい」と願った。この日は、札幌市内でのグループ練習を見守った。