ロッテ八木彬投手(25)が17日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、340万円増の来季年俸1300万円(金額は推定)でサインした。

昨秋ドラフト5位で三菱重工Westから入団し、プロ1年目の今季は22試合にリリーフ登板。デビューから8試合連続無失点と能力を発揮した一方で、被安打や失点がかさむ時期もあった。

「1年目だったので、緊張とかいろいろあって、全部が初めての経験だったので。その自分の中でも1年間戦えるスタミナというのがなかったので」

春から秋で平均球速も4キロほどダウン。「回転数とかも変わっていました。それによってフォークの精度も落ちたりしたので、そこが打たれた原因だと思います」と振り返った。

和歌山出身で、吉井新監督とは同郷になる。今季は投手コーディネーターを務めた新監督。「追い込んでから絶対浮いたらダメ、とかフォークの精度などをアドバイスいただきました」という。たまには地元トークもあった。「『和歌山、いなかやからな。ビルとか見たらびっくりするやろ』みたいなことを」と笑って振り返る。

そんな新監督の期待を担い、ブルペンの貴重な戦力として2年目へ臨む。「今年は22試合だったので、来年は倍以上、44試合以上投げて。良い場面でも投げられるように」と意気込んでいた。【金子真仁】