巨人が開幕1軍をかけたサバイバルを、ヒートアップさせる。原監督は「2人こっち(1軍)に来る予定。向こうは打ち上げになるので」と、侍ジャパンのサポートメンバー重信慎之介と松原聖弥の両外野手が1軍合流する。キャンプでは3月2日紅白戦、同4日韓国・サムスン戦を予定しており、開幕を見据えた競争は激化。その途中経過を原監督は「非常に順調に来ていると思います」と確かな手応えを感じながら見守る。

1日から始まり宮崎、那覇と続くキャンプで、新戦力が火を付けた。4試合の対外試合では、オコエが全試合安打で3盗塁3得点と、1番打者に名乗り。新外国人ルイス・ブリンソン外野手(28=ジャイアンツFA)は来日1号弾で長打力を見せ、松田は代名詞の三塁打を11秒台で演出した。復帰した長野も1安打、盤石の丸を含め、特に外野の定位置争いは激しさを増すばかりだ。

若手では、増田陸、岡田らが食らい付き、2次キャンプから合流した山瀬は、捕手争いでしのぎを削る。原監督は「状態的に実力至上主義という中でね、我々も考えてやらないといけないですから」と、競争の中から見いだしていく。【栗田成芳】