若手主体の西武が、CS初戦を4日後に控える阪神に勝った。高松渡内野手（24）が決勝打を放った。

8回2死二塁。阪神及川のスライダーをセンターへ。外野陣が前進守備をしており、中堅手の頭を越す適時三塁打になった。「ここで点を取らないと展開的に厳しいと思いました。外野も前進守備だったので自分が決めるというより後ろにつなぐ気持ちでした。最高の結果になって良かったです」と振り返った。

今季途中、川越との交換トレードで中日から加入した。コンディション不良の時期もあり、球団が求めた「1軍の代走の切り札」には今季はなれなかったものの、シーズン終盤には移籍後初盗塁も記録。この日は第1打席から4球連続でファウルで粘るなど、少しずつ持ち味を出している。【金子真仁】