令和の“幕張の防波堤”の金言を生かす!
ソフトバンク津森宥紀投手(27)が28日、福岡・筑後市のファーム施設で今季の勝利の方程式入りを誓った。
「1年間、勝ちパターンでずっとおること。投げられる分だけ、投げたい」。リリーフ陣はヘルナンデス、松本裕、藤井、オスナ、杉山、尾形ら強力なライバルがひしめく。それでも志は高く、前のめりだ。
今オフ、志願の弟子入りでみっちり鍛えた。1月6日から18日間、沖縄・石垣島でロッテ益田直也投手(35)の自主トレに参加。NPB通算747試合登板を果たし、243セーブを誇る守護神の秘訣(ひけつ)に迫りたかった。「700試合も投げて、体も強くて、どういう練習をしているかと思って」。同郷の和歌山、変則右腕と共通点も多く、益田塾が実現した。
「想像以上にきつかったです。思った以上に走っていた」。3勤1休ペースで、毎日6キロ~10キロのロードワークが当たり前。さらに「(投球の)全部が体幹につながる」という金言をもらい、体幹トレーニングも欠かさなかった。力みを取ったスムーズな投げ方も伝授され、濃密な約2週間になった。「あの練習をしていたから自信にもなる。益田さんに『今のボールをずっと投げていれば今年はいけるよ』と言っていただいた」と手応え十分だ。
恩返しはキャリアハイのフル回転だ。益田は12年にシーズン72試合登板を果たし、18年も70試合登板と球界屈指のタフネスぶり。津森は「益田さんくらい投げられるように」と意気込み「50、60試合投げたら、それだけチームに必要とされている」と気合を入れた。23年にマークした自己最多の56試合登板超えが最低目標になる。昨季は48試合登板も、夏場に調子を崩して2軍落ちを経験。50試合以上登板は2年連続でストップした。下向きのベクトルを上げるべく、一念発起しての益田塾入門は収穫いっぱい。プロ6年目、勝ちパターンで真価を発揮し、小久保ホークスのリーグ連覇に貢献する。【佐藤究】



