楽天宗山塁内野手(22)がプロ入り後初の自主トレの地に選んだのは鹿児島・徳之島だった。温暖な気候で1月に気温20度を超える日も珍しくない。拠点にしていた球場は室内練習場やウエート場も隣接するなど施設は充実。宮崎、高知など複数の候補地から野球に一番集中できる環境だと選択し、徳之島の単独トレから1年のスタートを切った。
「すごく徳之島町の方に歓迎してもらって、サポートしてもらいながら練習に集中できる環境をつくっていただきました。皆さん、温かい人たちばかりで応援してくださってますし、本当にいい環境で、1人でぜいたくに使わせてもらっているなと思っています」
全面バックアップを実感した。滞在中には徳之島町長や地元の人々と交流する機会もあった。「本当に島の方みんなが『何でもやるんで』と動いてくださったので、ありがたいです」と感謝。「まずは活躍するところを見てもらいたいです。島に来ている選手がそのシーズンに活躍するのは、うれしいことだと思うので、それで徳之島町が盛り上がればいいですね」。今季を戦う原動力にする。
野球人口の裾野を広げたいという思いがあり、地元の小中学生を対象に野球教室を開催した。「野球熱というか、また興味を持ってくれる子たちが増えればいいなと思っています」と願った。
甲子園を目指す離島の高校球児たちに向けてもエールを送った。ここ最近のセンバツは21世紀枠で22年に大島(鹿児島)、25年に壱岐(長崎)が出場。少ない部員数、対外試合の機会が限られるなどハンディを乗り越えながら聖地への扉を開こうとしている。
「とにかく映像でもいいので、いろんな選手を見てもらいたいです。全国に行ったらやっぱりすごい選手がたくさんいるので、常に上を見ながらプレーしてほしいですね」
徳之島への恩返しを胸に2年目のシーズンを迎える。【山田愛斗】



