阪神は「代打の切り札」を模索している。

チームの代打打率は2割7分3厘で、ヤクルトの3割5厘に次いで2位。ただ、経験値がある打者がベンチに少なく、起用パターンは日替わりで流動的だ。

今季、最も代打成功率が高いのが7打数4安打の高寺望夢内野手(23)。現在はスタメンで出ている。次ぐのが7打数3安打の福島圭音外野手(23)。勝負強い木浪聖也内野手(31)はスタメン出場のケースがある。

4人目の捕手として1軍に戻ってきた育成出身2年目の嶋村麟士朗捕手(22)は10日のDeNA戦(甲子園)で代打で痛烈な中前適時打を放った。これがプロ通算2安打目で初打点。チーム51イニングぶりの適時打で、勝負強さを発揮した。さらに信頼をつかめば「切り札」に近い役割が回ってくるかもしれない。

近年は右の原口文仁、左の糸原健斗内野手(33)が中心だった。圧倒的存在感があった原口は昨年限りで引退。糸原は4打数ノーヒットで2軍調整中だ。

右の豊田寛外野手(29)は右手首骨折から回復途上。島田海吏外野手(30)も故障で出遅れている。