下馬評を覆すか!? ロッテ、ヤクルトが開幕2連勝を決めた。両リーグの最下位同士が連勝スタートするのは、68年以来58年ぶり2度目だ。ともに今季から指揮を執るサブロー監督(49)、池山隆寛監督(60)の目指す野球がチームに浸透してきている。「春の珍事」で終わらせない-。両監督の「イズム」に迫る。

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ロッテのサブロー野球が、開幕2戦目で早くも発揮された。16安打11得点。打ち勝ったとも言えるが、サブロー監督は「みんなよく打ちましたが、やっぱり足が効いているなと思います」と力を入れてきた盗塁の部分を評価した。

初回の得点以降、西武武内に阻まれていたが、足で流れを変えた。5回に3点目を奪った直後の2死一塁。一走の高部は初球で二盗を決め、4球目にも意表を突く三盗で揺さぶった。2死三塁とチャンスを広げ、西川が左前適時打を放った。指揮官は「あれは効きましたね。あそこで西川がタイムリーを打ってくれたので、相手としてはがっくりくる点の取り方だったと思います」と分析。「うちは全員グリーンライトなので」と盗塁の判断は、一塁の西岡コーチと三塁の伊志嶺コーチに任せている。「彼らのファインプレーですね」とコーチ陣もたたえた。

また、前日はポランコが8回に試合を決定づけるソロ、この日はソトが5回に大量得点の流れを作る2ランを放った。外国人コンビの開幕から2試合続く本塁打に、指揮官は「もう、スロースターターではないですね」と笑みを浮かべた。

これも、作戦通りだ。監督就任当初からソトには「オープン戦全試合出場」を明言。キャプテンに指名しキャンプ初日からチームに合流させ、3月に入ってからは1試合を除く13試合に出場させた。「気持ちの面で今年にかける意気込みもそうですし、疲れがある中でいいバッティングをしてくれています。オープン戦の最後にちょっと落ち気味でしたけど、開幕にきっちり合わせてくれていますね」と評価した。サブローイズムが前面に出て、開幕2連勝を決めた。【星夏穂】

▽ロッテ西川(5回の適時打に)「もちろん(三塁に走者がいる方が)1本でかえりますし、そこはワンヒットでいいやという気持ちの楽さはあります」

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