西武篠原響投手(19)が自己最速を更新する158キロの直球をマークした。
味方打線が逆転に成功した直後の7回、3番手としてマウンドへ。先頭の小郷を2球で追い込んだ。「先頭打者を抑えることが大事だと思っているので」という信念通り、優位の展開に。3球で決めに行って腕を強く振ったが、高めに抜けた。その球が自己最速更新となる「158」と表示された。
福井工大福井時代は148キロ止まりだった直球の球速が、西武入りした昨年4月、一気に153キロまでに増速。さらに着実に球速を上げてきたが、20歳を手前にして158キロをマーク。短いイニングゆえの出力の高さとも言えるものの、投手としての次元をまた上げようとしている。
ただ篠原は納得はしない。「でも、決めに行った球を決められなかったので。前回の157キロは決めに行って157で三振だったんで良かったんですけど」
いよいよ160キロ到達が近づいてきたものの、信念は変わらない。
「でもやっぱり、何キロ出るかよりも(ゾーンに)決められたかどうかのほうが自分の中では大事なので。160キロを決められたらいいですね。ボール球なら何の意味もないので、ストライクゾーンに160キロを投げられるように練習したいですね」
数字に惑わされず本質だけを追求する、末恐ろしい19歳だ。【金子真仁】



