燕が昨季王者の虎を狩って首位固めだ。ヤクルトは12日から本拠地神宮で、1ゲーム差の2位阪神と2連戦。池山隆寛監督(60)が直接対決へ意気込んだ。

「阪神さんに勝たないと上はない。しっかり胸を借りないといけない」

先手をとられないように試合を運びたい。前回の4月28日からの3連戦(神宮)では先制点をとったチームが勝利。「まずは先制点をあげないというところを注意しながら。後攻なのでしっかり守りからリズムつくってというのが基本になってくる」。先発は12日の初戦は今季開幕投手の吉村、13日は両リーグトップ5勝を挙げている山野の見込み。14日は試合がないため「1日あくということは中継ぎもそれなりに早くつぎ込める」。先発陣の柱として期待される両投手がいい流れをつくり、安定感のある救援陣がゼロでつなぎたい。

相手先発は12日が西勇で、13日は高橋が濃厚。前回対戦で西勇には5回2失点、高橋には9回完封で勝利を挙げられた。高橋は驚異の3試合連続完封中。池山監督は「どうやって策を練るかというのは念入りに話さないといけない。テンポと、あとタイミングはちょっととりづらい。かといってキレのある球やから」と力を込めた。

今季のここまでの対阪神は2カード連続、1勝2敗で負け越し。「この世界は苦手と連敗は避けないといけない。どこかで断ち切ることは必要」。流れを変えるために指揮官が必要とするのは、雰囲気や結束力などの「普段からのなんらかの見えない力」だ。「(米ホワイトソックス移籍の)村上選手の一つのパズルのパーツはでかかったけど、それをみんなで埋めてそれよりも大きいパーツを作ろうとしている。本当にいま選手たちは頑張ってくれている」。セ界の頂点を目指す燕軍団。ディフェンディングチャンピオンに苦手意識を持たないように連勝したい。【塚本光】