プロボクシングのWBC世界スーパーフェザー級王者三浦隆司(31=帝拳)が2日、都内のジムで11月21日(日本時間22日)に米ラスベガスで行われる5度目の防衛戦に向けて本格的なスパーリングを開始した。フィリピン人選手を相手に、右ジャブでリズムをつくり、得意の左ストレートを顔面や腹に打ち込むなど、力強い動きを披露した。

 海外での防衛戦は13年8月のメキシコでのV1戦以来2度目。「メキシコの時は力みすぎた。今回はいかに楽にパンチを出すかがテーマ」と話した。迎え撃つ同級1位フランシスコ・バルガス(30=メキシコ)は好戦的なタイプとあり「ブロックとフットワークの両方使って戦いたい」とイメージも膨らませていた。