プロボクシング元東洋太平洋ライトヘビー級王者で45歳の現役ボクサー西沢ヨシノリ(フリー)が13日、東京・中野区のゴールドジムで王座奪取を報告する会見に臨んだ。今月2日、オーストラリア・シドニーでWPBC(世界プロボクシングコミッション)、UBC(ユニバーサルボクシング協会)、WBF(世界ボクシング基金)英連邦のクルーザー級王座決定戦に出場。対戦相手となるチョクチャナ・シスクルッポン(28=タイ)から2度ダウンを奪った後、5回に左フックで倒し、同回35秒でKO勝ち。マイナー団体とはいえ、初めて世界王者となっていた。

 07年1月、東洋太平洋同級王座から陥落し、同2月、日本ボクシングコミッションに引退勧告を受けた。しかし現役続行を希望し、現在はオーストラリアでライセンスを取得している。既に各3団体の会長からは日本での防衛戦も許可されているという西沢だが、来年1月11日には46歳を迎えるため「今年でデビュー25周年。今後のことは、あらためて考えたい」と言うにとどめた。