K-1で活躍した格闘家ノブ・ハヤシ(33=ドージョーチャクリキ・ジャパン)が白血病を克服し、来夏のリング復帰を目指して再始動することが28日、分かった。11月6日から都内のザードジムの協力を得て、闘病のため一時閉鎖していた「チャクリキ教室」を再開。練習生の指導と自身の練習を本格的に開始する。ハヤシは「リングの上から、同じように病気と闘っている方に伝えられることがある。来年の夏にはやりたい」と目標を見据えた。

 99年K-1

 JAPAN

 GP準優勝、01年3位とヘビー級で活躍していたが、09年1月に急性骨髄性白血病で緊急入院。1度は復帰したものの、昨年1月に再発して骨髄移植を受けるなど闘病生活を続けていた。アーツやレバンナら格闘仲間の激励を受け「自分は何かを成し遂げたわけではない。病気なんかで引退してたまるか」と胸に誓った。現在も免疫抑制剤の影響で目が乾きやすいが「体調に大きな問題はない。徐々に練習量を増やしたい」というハヤシ。復活への確かな1歩を踏み出す。