日本相撲協会審判部は11日目の取組編成会議を開き、大関経験者の東幕下15枚目朝乃山(28=高砂)と東幕下28枚目勇磨(24=阿武松)の対戦が決まった。ともに無傷の5連勝中。朝乃山は来場所での十両復帰が確実となる7戦全勝まで、あと2勝と迫っている。

勇磨は14年春場所で初土俵を踏み、最高位は21年初場所での西幕下10枚目だ。大阪・枚方市出身で中学卒業後に入門した、いわゆる「中卒たたき上げ」。膝の負傷で休場が続いて一時は番付外になるも、復帰場所となった18年九州場所以降は着々と番付を上げてきた。20年初場所では三段目で7戦全勝優勝の経験があり、ここまで3場所連続勝ち越し中と勢いに乗っている。