初土俵から2場所目、西幕下39枚目の福崎(18=藤島)が、無傷の6連勝を飾り、幕下優勝に王手をかけた。取組前まで同じく無敗で、幕下最下位格付け出しで今場所が初土俵の行徳を押し出し。立ち合いから1度は押し込まれたが、右に動きながらいなして体勢を入れ替えると、バランスを崩した隙を逃さず追撃。土俵外へと追いやった。「番付では自分が上だけど、1場所しか違わない。相手の方が格上と思って、挑戦者の気持ちでやった」と、ガムシャラに取った一番を振り返った。
鹿児島・樟南高3年時の昨年12月、全日本選手権で社会人や大学生にまじり、個人8強入りを果たした。その結果、高校生として史上初めて、幕下付け出し資格を取得した。3月の春場所は、一番相撲から5連勝後、連敗締めとなっていたが、今場所は自己新記録を更新する6連勝を飾った。「先場所は連勝していて、優勝のこととか、余計なことを考えてしまった。今朝の稽古後に、師匠(藤島親方=元大関武双山)に『思い切ってやってこい』と言われて、気持ちが楽になったというか、吹っ切れた」と、この日の一番への集中力が増したという。
同じく幕下で全勝の大辻と豪刃雄が、この日に顔を合わせることになっており、慣例に従えば、その勝者と福崎は13日目に顔を合わせることになる。2人とは稽古場でも手合わせがないといい「今場所は優勝とかを考えずにできている。あと1番も、思い切ってやりたい」と、無欲で臨む決意だ。

