48グループの師走の恒例イベントが開幕し、15日に来春のHKT48卒業を発表した指原莉乃(26)が、発表から一夜明けてステージに立った。

青と白のシンプルな衣装で登場すると、HKT48の一員としてシングル曲「早送りカレンダー」をバンドの生演奏をバックに歌った。自分のイメージカラーの黄色、緑に染まった客席に、目線を配りながら手を振った。曲中に本村碧唯(21)の周りをグルグル回って無駄絡みするなど、カウントダウンが始まった残りのアイドル人生を楽しむように踊っていた。

序盤のトークコーナーで、卒業について触れることはなかった。司会の堺正章(72)が「完全生歌、生演奏なんですね?」とメンバーに問いかけると、指原はすかさず「いつもだってそうだよね?」と反論。指原とフジテレビ系「ワイドナショー」で数々のバトル歴があり、この日の審査員を務めた社会学者古市憲寿氏には、「悪いことは言わないで下さいね。振りじゃないですからね!」とクギを刺すなど、舌鋒(ぜっぽう)鋭いところも見せていた。