AKB48横山由依(28)が12日、東京・日比谷野外音楽堂で行われたライブ「MX夏まつり AKB48 2021年最後のサマーパーティー」で、グループ卒業を発表した。

アンコールで「私、横山由依はAKB48を卒業します」と発表。「ここ最近、以前から思い描いていた夢が具体的に見えてきたので、一歩踏み出そうと思いました。AKBを客観的に見ることも多くなって、今が頼もしく思えます」と話した。12月9日にAKB48劇場で卒業公演を行う予定で、卒業コンサートも予定しているという。

横山は涙も流しながら「AKB48という本当に大切な宝物に出会えたこと、皆さんに出会えたこと、かけがえのない大切な経験をさせていただいたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。これからも夢とか希望を持っていただいたり、明日からの活力になる存在でいたいと思います」と今後についても語った。

「君がいなくなる12月」という卒業曲も制作されたことも明かし、ミュージックビデオも自身が監督したことも発表した。

横山は09年加入の9期生。島崎遥香、大場美奈、山内鈴蘭ら粒ぞろいの同期の中でも、10年10月にいち早く正規メンバーに昇格した。実直な性格で、13年7月に篠田麻里子からチームAのキャプテンを継承されると、15年12月には高橋みなみの後を継いで、2代目のAKB48グループ総監督に就任。19年3月まで約3年半務め、向井地美音にその座を継承していた。

最近では舞台を中心に女優活動も充実しており、フジテレビ系「ミライ☆モンスター」(日曜午前11時15分)のレギュラーMCも務めている。

 

◆横山由依(よこやま・ゆい)1992年(平4)12月8日、京都府生まれ。愛称「ゆいはん」。09年9月、AKB48の9期生として加入。12~13年はNMB48兼任。派生ユニットNot yetでも活躍。15年12月~19年3月31日まで、高橋みなみの後を継いでAKB48グループ総監督を務める。選抜総選挙は第2回から圏外→19→15→13→13→10→11→7→6位。舞台は19年「美しく青く」や、今年は6月まで「熱海五郎一座 Jazzyなさくらは裏切りのハーモニー~日米爆笑保障条約~」に出演。10月6~7日にはブランニューオペレッタ「Cape jasmine(ケープ・ジャスミン)」(東京・日本青年館ホール)で主演予定。血液型B。