乃木坂46齋藤飛鳥(21)が乃木坂46の新曲「Route 246」(24日リリース)への思いを語ります。小室哲哉氏(61)の音楽業復帰作となる同曲で自身がセンターを務める心境や、ミュージックビデオ(MV)撮影時の秘話などを明かします。

笑顔を見せる齋藤飛鳥
笑顔を見せる齋藤飛鳥

「Route 246」はビートのきいたEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)系ナンバーだ。「曲自体は小室さん感があふれています。ポップともちょっと違うし、明るい曲調で、力強さを感じる歌詞。どんな気分の時に聴いてもよさそうな曲です」とアピールする。

FUMIHITO氏が振り付けを手がけたパフォーマンスにも注目だ。「MVは、今までとは全く違うジャンルで戦っているという感じです。衣装とか、雰囲気も含めて、今までにない感じの乃木坂です」と明かす。

乃木坂46の新曲「Route 246」のMV撮影に臨んだ(手前左から)生田絵梨花、齋藤飛鳥、遠藤さくら
乃木坂46の新曲「Route 246」のMV撮影に臨んだ(手前左から)生田絵梨花、齋藤飛鳥、遠藤さくら

乃木坂46のシングルでセンターを務めるのは5度目となる。

「小室さんに曲を作っていただいて、めちゃめちゃうれしい気持ちがある中で、この曲で自分が真ん中に立つことがおこがましい、という思いもありました。今までと雰囲気が変わった曲なので、このタイミングで私が真ん中でいいのかな、って思ったり」

さまざまな思いが頭の中を駆けめぐったが、MV撮影ではセンターの責任を全うした。「今回の振り付けは『カチッ』としていて、なめらかというよりは、力強い感じ。全員の動きをぴたっと合わせるときれいに見えるので、とにかくみんなと合わせることを意識しました」と明かす。久々のパフォーマンスを伴うMV撮影で、メンバーたちの気合も違ったという。

「みんなも細かいところまで振り付けの先生に率先して質問したりしていたし、リハーサルとかにも今まで以上に積極的に取り組んでいましたね。曲の力強い感じと、みんなの頑張っている勢いが、いい具合に合わさっていると思います。(24日のテレビ朝日系『MUSIC STATION 3時間スペシャル』での)初披露が楽しみです。不安よりも、楽しみのほうが大きいですね」

乃木坂46の新曲「Route 246」のMV撮影に臨んだ齋藤飛鳥(中央)
乃木坂46の新曲「Route 246」のMV撮影に臨んだ齋藤飛鳥(中央)

新型コロナウイルスの影響で、握手会やライブなどの開催が難しい状況が続く中、会員制のモバイルメールなどでメッセージ発信を続けている。「外出自粛期間、できるだけウイルスに関連するようなネガティブなワードは出さないようにしていました」と明かす。

「普段と同じように、でも普段よりもちょっと私たちを身近に感じてもらえるかな、っていう内容を心がけていました。これからも前向きに、できることを続けていきたいです」

乃木坂46として10年目、21歳のセンターが、パフォーマンスでも言葉でもファンを魅了する。【取材・構成=横山慧】

ピースする齋藤飛鳥
ピースする齋藤飛鳥

◆齋藤飛鳥(さいとう・あすか)1998年(平10)8月10日、東京都生まれ。11年8月加入、乃木坂46の1期生。ファッション誌「sweet」レギュラーモデル。9月25日公開の映画「映像研には手を出すな!」主演。158センチ。血液型O。

(7月21日付紙面に掲載したものです)