年末解散を発表したSMAPのジャニーズ事務所の後輩、Sexy Zone菊池風磨(21)が16日、都内でソロ公演を開催した。メンバーそれぞれがソロやコンビでコンサートを開催する「ジャニーズ サマー パラダイス」(29日まで)の一環。SMAPの楽曲を歌い、感謝と尊敬を明かした。

 アンコール2曲目、約2時間のコンサートを締めくくった曲は、SMAPの「BANG!BANG!バカンス!」(05年発売)だった。ジャニーズJrメンバーとともに元気いっぱいに会場を走り回り、ファン2400人から大歓声を浴びた。「盛り上げるいい曲なので、最後に持ってきました」と選曲の理由を説明した。

 公演後、SMAPへの思いを語った。「生まれた時から第一線で活躍されていて、僕もみんなも影響を受けた偉大なグループ。新しいアイドル像を開拓してくれた。リスペクトです」。デビュー前の10年にはフジテレビ系「SMAP×SMAP」のジャニーズJr100人登場企画に出演。「Jrの時からチャンスをくれました」。13年から3年連続出場中の「NHK紅白歌合戦」も振り返り「紅白でも声をかけていただいて、中居(正広)さんからお年玉をもらったりもしました」と明かした。

 Sexy Zoneは一時期3人体制で活動していたことがあったが、今は結成当初と同じ5人組。「中居さんから『5人でやったほうがいい』と背中を押してもらいました」と告白した上で、「5人で走り抜けていきたいです。仲良しこよしではなく、お互いが認めあって、個性を伸ばしていきたい」と話した。大先輩の解散について「寂しい気持ちもありますけど、僕らは、生身で一緒に仕事させてもらった最後の後輩かもしれない。魂を引き継いでいきたい」と誓った。【横山慧】