「スポットライト 世紀のスクープ」が外国作品賞を受賞した。トム・マッカーシー監督(50)は「今回の受賞に関し、気持ちをどう表現してよいか分からないほど名誉に感じております。『スポットライト』は、ある特定の文化的背景の、ある限定された歴史の瞬間を扱った作品です。日本のみなさんが、このような作品に共鳴いただいたことに、なにより感激いたします。ありがとうございます」とのコメントを寄せた。今年の第88回アカデミー賞では、作品賞、監督賞、助演男優賞(マーク・ラファロ)、助演女優賞(レイチェル・マクアダムス)など6部門にノミネートされ、作品賞と脚本賞を受賞した。

 ◆スポットライト 世紀のスクープ 米国で実際に起きた、教会の神父による児童への性的虐待事件を暴いた、地方紙記者マイク(マーク・ラファロ)ロビー(マイケル・キートン)らの取材奮闘記。今年の米アカデミー作品賞。トム・マッカーシー監督。

 外国作品賞・選考経過 「記者が調査報道を地味にコツコツやる姿が良かった。役者のアンサンブルもいい」(秋山登氏)などと「スポットライト―」が高い評価。「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」との決選投票を制した。