15年に韓国デビューした13人組男性グループ、SEVENTEEN(セブンティーン)が31日、東京・江東区のライブハウス「豊洲PIT」で、ショーケースイベントを行った。

 日本デビューミニアルバム「WE MAKE YOU」を5月30日に発売した記念で実施。昼夜2公演に約6000人のカラット(ファン)を集めた。

 昼公演はミニアルバム収録曲を中心に披露。ステージに登場するやいなや、ファンの黄色い歓声に包まれながら、韓国での代表曲「Thanks」「CLAP」を続けて歌唱。「CLAP」では、頭上に手を挙げて「チャチャチャ」と手拍子をするコミカルダンスで盛り上げた。13人のダンスの切れも抜群。鮮やかなフォーメーションで、ステージを所狭しと駆け回った。

 デビューミニアルバムのリード曲は「CALL CALL CALL!」。ホシ(21)はダンスの特徴を「恋人から電話が来て、駆けつける時には走るよりも自転車の方が速いでしょ。だから自転車をこぐダンスが入っている」と説明。ジュン(21)は両手を前にして、足を回転させながら自転車をこぐダンスを実演してみせた。

 公演後、ファンの熱い声援に感激したディノ(19)は「僕に時間を止めることができれば、今日の思いをしまうために時間を止めたい」と日本語で語った。

 2015年2月に結成し、5月にミニアルバム「17CARAT」で韓国でデビュー。数々の音楽賞を受賞し、昨年には日本を含む11カ国13都市でワールドツアーを開催。今年2月には横浜・大阪・名古屋で行ったアリーナツアーとファンミーティングに10万人を動員するなど、着々と人気を築き上げてきた。

 9月4、5、6日の埼玉スーパーアリーナ公演も決まっている。リーダーのエスクプス(22)は「東京ドームに立つことが目標です」と宣言してみせた。

 13人によるパフォーマンスの迫力は圧巻で、楽曲制作から振り付けまでをメンバー自身がセルフプロデュースをする力量は海外でも高い評価を得ている。

 韓国の若手グループではEXO、BTS(防弾少年団)に次ぐ人気を誇る13人組が、いよいよ本格的に日本に上陸した。