NEWSが12日、東京・味の素スタジアムで、デビュー15周年記念ライブを開催した。今年6月、小山慶一郎(34)と加藤シゲアキ(31)が未成年の女性と飲酒したと報じられ、小山が活動自粛処分(現在は復帰)を、加藤が厳重注意処分を受けてから初のライブで、一時は開催を危ぶむ声も上がっていた。それだけに、メンバーはファンへの感謝を伝え、会場を埋めた5万5000人を魅了した。

 終盤、加藤があいさつした。「15周年は通過点だと思っている自分もいたんですけど、みんなで一緒に歌えて、マジで幸せっす!」と笑顔。「15年やって来られたのは全て皆さんのおかげです。何度も言います、本当にありがとうございます。ゼロから、何万回でも、くじけずにやっていきます」と誓い、大歓声を浴びた。ラストは新曲「『生きろ』」(9月12日発売)を披露。小山も手越祐也(30)も増田貴久(32)も感極まった表情で熱唱した。

 小山は、開演前に取材に応じた。「今回の15周年ライブ、もしかしたらできないかもしれないと覚悟をしている中で、ファンの皆さんの温かい声援や、スタッフの皆さんのお力添えがあって、開催することができました」と感謝した。

 さらに「僕としては、当たり前にステージに立たせてもらっているとは思っていません。昨日(11日の初日公演)も1曲1曲本当にかみしめながら歌いましたし、感謝の気持ちを伝えたつもりです」と神妙な表情。「これからは小山慶一郎としての覚悟を誠心誠意、精いっぱい伝えて、皆さんにも見ていただけたらと思います」と力を込めた。【横山慧】